海外旅行が初めての方や、久しぶりに海外へ行く方にとって、「何を持っていけばいいのか?」は一番悩むポイントですよね。
今回の記事では、ちょうど私の長男(高1)が来週サンフランシスコへ9日間の海外研修へ行くため、実際に準備した持ち物をベースに、リアルで実践的なチェックリストを紹介します。
特に今回は学生の長期研修ということもあり、
- 荷物はなるべく軽くしたい
- だけど必要なものを忘れたくない
- 防犯対策やアメリカ特有の事情も知りたい
- 寮での滞在(ホテルじゃない!)
- 100mlルール(液体持ち込み制限)なども不安
という「初心者にも優しい」視点をしっかり入れています。
この記事を読めば、
明日すぐにパッキングを始められるレベルで“準備が整う”内容になっています!
【海外必需品】これがないと始まらない!最重要アイテム
最悪これだけあれば入国でき、現地での生活が送れるという、旅の生命線となるアイテム群です。
パスポート(旅券)
そう、パスポートがないと日本からの出国すらできません。
tabiよこ初めて海外旅行へ行くのに、パスポートの準備を忘れているなんて方はあまりいないかもしれませんが…。
意外と見落としがちなのは、過去に海外旅行の経験があってパスポートを保有している方!よく見てみると残存有効期間が過ぎていたなんてことも…
また、有効期間内でも、渡航先の国によって入国時に必要な残存期間が異なるので要チェックです。
例えば…
- 韓国:入国時3カ月以上
- アメリカ:入国時90日以上
- フィリピン:入国時6カ月未満でも滞在日数以上あれば可
国によって全然違うことが分かりますよね?しかも、ネット情報も様々であることが多いので…大事をとって私は必ず6カ月+滞在日数があるようにしています!
ちなみにパスポート申請は、すべての都道府県でマイナポータルからオンライン申請が可能です。(受け取り時のみ旅券センターに出向く必要があります)詳しくは外務省HP参照してくださいね!



2024年に娘のパスポートを新規申請した際には郵送で戸籍謄本を送らなければならなかったのが、2025年3月からはシステム連携により郵送が不要に!!
余談:マイナンバーカードによるあらゆる個人情報の紐付け、私は大賛成派なので、本当にこのような改革は嬉しいです(涙)
ESTA(エスタ:電子渡航認証システム)アメリカの場合
アメリカと言えばのESTA、これも絶対に渡航前に準備しなければならない必須項目です。
そもそもESTAってなに?ってことなんですが…アメリカへの観光や研修目的で90日以内の滞在の場合、ビザ(査証)は原則不要になるのですが、事前にESTA(エスタ:電子渡航認証システム)の申請と承認が必要なんです。
申請については代行業者で依頼してしまうと高い手数料が取られるので要注意です!


👆必ず国土安全保障省の公式サイトで手続きしましょう。今はアプリもあるので、そっちの方が分かりやすいかも。
ちなみに料金は$40です…これ、2025年9月30日に$21から値上げされたばかりなのですが、なんと2026年1月1日にはさらに値上げされ、$40.27になります。



円安が続く我々日本人には痛手ですよね…
繰り返しますが、$40よりも高い料金を請求されたら、公式サイトになりすました代行業者なので、即キャンセルしましょう!
他の注意点としては…
- ✔申請のタイミング
-
渡航の72時間前までの申請が推奨されています。万が一に備えて、できる限り早めに手続きを済ませましょう。
- ✔承認済みの控え
-
ESTAは電子的にパスポートと紐づけられますが、念のため承認画面の控えを印刷して持参することを強くおすすめします。入国審査や万が一のトラブルの際に役立つことがあります。
- ✔有効期限の確認
-
ESTAの有効期間は2年間です。パスポートと同様に、今回の渡航期間中にESTAが有効であることを必ず確認してください。更には、パスポートの有効期限までの期限となることにも要注意です。
航空券(eチケット:電子航空券)
これも言わずもがなですが、航空券も出国時に確認されるので、なかったら出国できません。最悪自宅近くの空港から出発するのであれば、ダッシュで家に取りに行くこともできるかも。
最近はスマホにeチケットが表示されるので紙媒体は不要なのですが、万が一のことを考えて印刷して持参することを強くお勧めします。



スマホの充電がなくなったり、何らかの障害で使用できなくなることも想定しましょう!
海外旅行保険の証書
海外旅行保険への加入は絶対におススメします。
クレジットカード付帯のものでも良いのですが、「利用付帯」のものなら要注意。当該クレカで旅費を支払ったのみのみ利用できる等、利用には条件が付いていることが多いです。



私は利用付帯のクレカで支払った場合でも、念のため必ず保険にも入ります。
一人で海外旅行に行くならまだしも、家族分までクレカ付帯の保険に頼るのは止めておいた方が良いと思います…というのも、大抵のクレカは会員家族の保険内容までは充実していないことがほとんどだからです。
| 保険種別 | 基本カード会員 | 会員家族(配偶者、子、生計を共にする両親) |
|---|---|---|
| 傷害死亡/ 傷害後遺障害保険金 | 1億円 | 1,000万円 |
| 傷害治療費用保険金 | 300万円 | 200万円 |
| 疾病治療費用保険金 | 300万円 | 200万円 |
| 賠償責任保険金 | 4,000万円 | 4,000万円 |
| 乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用 | 1回につき最高2万円 | ー |
👆は私が愛用するアメックス・ゴールドプリファード・カードの利用付帯旅行傷害保険ですが、基本会員すら補償は薄め。
「乗継~」についてですが、今年4月にセブ島へ家族旅行に行った際のエピソードを一つ。帰りの便(ユナイテッド航空)が突如欠航に…正しくこの2万円請求がよぎりましたが、基本会員にのみ、2万円頂けたところで、家族全員分のホテル代や飲食費を賄うのは厳しいですよね。
結局、ユナイテッドが延泊分のホテル&食事を準備してくれたし、ANAマイルの特典航空券だったおかげで、ANAが神対応で振替便を無償で準備してくれたので、保険は使わずに解決しました。
保険証書はダウンロードしたうえで印刷し、必ず旅行に持参しましょう!
現金・クレジットカード・プリペイドカード
今回息子が行くアメリカでは、クレジットカード取扱可能なお店が大半。ですが、滞在する寮での洗濯機には現金が必要なんです。
洗濯機に限らず、ホテルに泊まった際は、荷物を運んでくれたポーターにチップ(現金)を渡したり、毎日のルームクリーニングにもチップを置いておくという日本にはないマナーが存在します。
現金を準備する方法(外貨両替)
よって、キャッシュレス社会と言えども、現金で数万円は準備しておくのが安心です。



外貨両替にはいくつかの方法があります!
空港の両替所だったり、事前に郵送で両替してもらったり、都市圏にお住まいの方は、金券ショップでの両替も選択肢の一つです。
👆に挙げた外貨両替方法の中では金券ショップがややお得で、空港の両替所は一番レートが悪いのですが…どれも為替手数料や両替手数料なるものが追加で掛かってくるものばかり。
そこで今回の海外研修で私が用意したのは、「Wise(ワイズ)」です。


Wiseがなぜ気に入ったかというと、
- 手数料が圧倒的に安い(両替手数料はおよそ0.6%~ ※一般的な銀行は約3%)
- クレジットカード対応の店舗でタッチ決済できる
- クレカのように使えるが、口座にある額までしか支払えない
主にはこの3つの理由から。
特に①の手数料の安さが本当に素晴らしい…ので発行を決めたのですが、現地のATMで両替する必要があるため、初めて親元を離れて団体で行動する今回の研修旅行にはやや不向きかも(笑)
ただ、私が海外旅行に行く際には絶対に利用しようと思うので、今回イチオシとして紹介しました。



外貨両替やWiseについては別記事で掘り下げたいと思います!
※結局今回の研修旅行には、確実に子どもが事前にお金を手にできるように外貨両替宅配サービスを利用しました。
クレジットカード、プリペイドカードはこれがオススメ!
まず、クレジットカードですが、アメリカは「Visa」と「MasterCard」があれば安心です。
普段使っているクレジットカードで良いのですが、要注意なのは海外で使えないクレジットカードがあることです。
セキュリティが高すぎることが要因のようですが…なんと、皆大好き&保有率No.1の楽天カードがその筆頭に挙げられるんです…現地に着いてから使えないことが判明すると一気にテンション下がりますよね。
なので、クレカは最低でも2枚は準備しておいてください!
そこでオススメは、先述の通りやはり「Wise」です。クレカではなくデビットカードなので、使いすぎる心配も不要です♪
そのうえ普通のクレカで発生する海外事務手数料(約3%台)が、Wiseは無料なんですよね。



回し者ではないのですがWiseばかりオススメしているので、ここで他にももう一つ…
子どもの留学限定のオススメなのですが、実は私が愛用しているアメックス・ゴールドプリファード・カードは18歳未満でも家族カードが発行されるんです!!


条件としては、14歳以上で留学予定のある方です。
メリットとしては、
- 基本カード保有者が利用限度額を決められる
- 手荷物無料宅配サービスが受けられる
- プライオリティパスも対象
などが挙げられます。利用限度額が決められるのは本当に安心しますよね。
他にも、三井住友カードの「Visaプリぺ」やJALの「JAL Pay」もチャージ式のクレジットカードですので、ここはご自身の使いやすいカードを検討してみてくださいね!



三井住友カード系のサービスをよく使うなら「Visaプリぺ」、JALマイラーなら「JAL Pay」というように、自身の生活スタイルに合わせたカードを選ぶのがオススメ。
スマートフォン
最重要アイテムのスマホ。
息子の研修旅行である今回こそ調べものがなかったりしますが、個人で旅行に行く場合には、緊急時の連絡手段であったり、Googleマップで道順を調べたり、Google翻訳で訳してみたり、お店の口コミを読んだり…と、スマホがないとかなり不安になる現代人の私たち(笑)。
また、あらゆるアクテビティの予約や保険証券のダウンロード、そしてカメラの役割まで、旅のパートナーとも言えるスマホは言わずもがなの必携アイテムです。



以前ニューヨークに家族旅行へ行った際に、夫がスマホを忘れる事態が発生。写真も撮れず、別行動もできず、私のスマホ一台で調べものをするため、とっても大変でした…。
【衣類・日用品】快適な旅のための実用アイテム
サンフランシスコは寒暖差が激しいことで有名です。
特に夏でも朝晩や霧が出ると肌寒くなるため、「温度調節」を意識した衣類選びが重要です。



今回は12月の渡米なので、冬装備で準備しました。日本の冬よりはやや暖かいみたいです。
研修旅行なので、宿泊先は「学生寮」です。バスタオル・フェイスタオルはついているそうですが、他のアメニティはありません。
コインランドリーはあり、洗剤も購入することができます。が、アメリカの洗濯機は日本製と違って生地が傷みやすいとのことで、ランドリーネットの準備をおすすめされました。
上記を踏まえて、持参リストはこちら👇
✅気温差対策!重ね着できる衣類リスト(9日間想定)
- アウター:日本の冬を想定したもの
- トップス(4~5枚):トレーナーなどガシガシ洗ってもOKな服。と言っても乾燥機NGな服って多いもの。洗えるの2~3枚、洗わない前提の勝負服2~3枚、というように分ける。
- ボトムス(3~4枚):着回しが利くジーンズやチノパンなど。
- 下着・靴下・インナー(4~5日分):洗濯して着回しましょう。
- ネックウォーマーなど気温調整できるアイテムがあると便利!
続いて…
✅日常の習慣をサポートする衛生用品
- 洗面用具:シャンプー、リンス、ボディソープを100均のボトルに詰め替えます!
- スキンケア:化粧水、乳液、日焼け止め👈アメリカの日差しは強いです
- スリッパ:気になる方は、使い捨てのものを準備してください…
- その他:歯ブラシ・歯磨き粉、櫛、コンタクト用品、髭剃り、ヘアスプレー、ヘアアイロンなど
- 洗剤:寮でも購入できますが、ジェルボールがお手軽で便利!
【便利グッズ】あったらQOLが上がる裏技アイテム
「これがあると助かった!」という、旅の質を高める便利アイテムです。
✅電子機器と充電環境
- スマホ充電器
- モバイルバッテリー:機内持ち込み必須です。
- 変換プラグ・変圧器:アメリカは日本と同じA型プラグでそのまま差し込めますが、念のため用意しておくと安心です。また、ほとんどのスマホやPCは変圧器不要ですが、事前に充電器の表示(入力:AC100-240V)を確認しましょう。
✅常備薬とその他の小物
- 常備薬:酔い止めやアレルギー、胃腸の薬などは、飲み慣れたものを持参しましょう。絆創膏も念のため!
- ジップロックや汚れもの用の袋:ジップロックは手持ち用に、汚れもの用の袋は洗濯物などを入れる用に大きめのものを準備しています。
- エコバッグ:アメリカは2026年からプラスチック製レジ袋が廃止されることが決まり、紙袋のみの提供になるそうです。旅行中の紙袋ほど持ちづらいものはないため、エコバッグは大小2つあると便利です!
- 折りたたみ傘:雨晴兼用がおすすめ。
- 現地通貨用のミニ財布:日本円とごちゃ混ぜにすると分かりづらい!



ジップロックは現地でお菓子を買ってちょっと食べたいときなどに便利。日本でもお出かけの際は持参しています。
飛行機内であったら便利なグッズ
中長距離路線の機内では、これからの旅に備えて快適に過ごしたいところ。
そこで機内に持ち込んだら便利なグッズも紹介しておきます!
- 機内用スリッパ:エコノミークラスではスリッパの提供はありません…長時間フライトで靴が脱げないのはストレスなので、あると超便利です!
- 機内用ピローなどのクッション:座って寝る時に首ってかなり厄介なんですよね…
- 口腔ケアグッズ:長時間歯磨きしないのもスッキリしませんよね…クロレッツなどのガムがあっても良いと思います!
- 本や動画をダウンロードしておく:中長距離路線でもパーソナルモニターがない機体なんてよくあります…何もすることがない!眠くない!時は地獄のようなフライトになるので、時間潰しになるようなものを準備しておきましょう。
一晩を超えるようなフライトになると、洗顔や歯磨きをしたくなるのですが…ここで要注意なのは液体物の各100ml以下制限です。
国際線では、テロ対策のため、液体物を機内に持ち込める量や方法に厳しい制限があります。





袋は透明のもの限定です。ジップロックでOK!容器は100均で揃えましょう!
まとめ:はじめての海外旅行も、準備さえできれば安心!
はじめての海外は不安もありますが、必要な持ち物をしっかり準備しておくだけで、トラブルの9割は防げます。
- パスポート・ESTA・保険などの“絶対に必要なもの”
- 長時間フライトを快適にする工夫
- 現地で困らないための日用品
- あると心強い便利グッズ
パッキングを完璧にすることは、旅の不安をゼロにし、最高のコンディションで旅に臨むための第一歩です。
これらの準備を乗り越えれば、あとはもう大丈夫!
現地での体験は、今後の人生の大きな財産になるはずです。


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